2016年 8月 の投稿一覧

むし歯と気圧

こんにちは、歯科衛生士の山田です。

 

患者さんからいろいろなものを頂くことがあります。

今回は夏野菜や渡り蟹、生シラス等を頂きました。

カレーにしたり蟹汁にしたり、生シラスは豪快に丼ですね。
スタッフ共々おいしくいただき、皆大満足でした。
みんなが笑顔になるプレゼントありがとうございます。
 

暑さ寒さも彼岸まで・・という言葉もございますが、
今年は残暑が長引くようなので、秋分を過ぎる頃には例年通り
吹く風涼しく秋の深まりを感じる事ができるといいですね。

 
さて8月~9月は、国内で最も台風が多く発生する季節。
台風による気圧の変化で、頭痛や歯が痛くなってしまうと耳にしたことはありませんか?

 
この気圧と歯痛にはどのような関係があるのでしょうか。

 
歯の内部には歯髄腔(しずいくう)と呼ばれる神経の通っている空洞があり、
また鼻の両サイドには「上顎洞」と呼ばれる空洞があります。

 
台風などによって短時間に空洞の外の気圧が下がると、急激な変化に対応できずに圧がかかり、
一時的に歯痛が生じることがあります。
これを「気圧性歯痛」といい、飛行機でも同様に生じるため「航空性歯痛」とも呼ばれます。

 
このような歯の痛みは、健康な歯や適切に処置された歯ではほとんど起こりませんが、
むし歯があったり治療途中の歯がある場合には、歯痛が起こりやすいです。
むし歯や治療途中の歯がある方は、痛くなる前に早めの受診をおすすめします。

 
また、むし歯がなくても、定期的に歯科検診をうけて
虫歯の予防と早期発見に努めましょう。 

 

8月の医院からのお知らせ

8月11日(木)~15日(月)まではお盆休みのため休診します。

9月18日(日)~22日(木) 研修の為休診します。 

イルカは虫歯にならない?!

こんにちは、歯科衛生士の山田です。 

 

8月の厳しい暑さが続いていますが、皆様いかがお過ごしですか?

夏は海辺で遊ぶ機会も増え、涼しさを求めて水族館へ行かれる方も多いのではないでしょうか。

水族館にいる生き物の中には、人間と同じ哺乳類も多くみられます。

代表的にあげられるのはイルカやシャチですね。

 

人の歯は乳歯から永久歯へ生え変わり、切歯・犬歯・臼歯とそれぞれ形が異なり、

それぞれの歯には役割があります。

 

一方、水族館でみられるイルカやシャチなどの哺乳類の歯は、魚を逃がさないように

すべての歯が鋭いフォークのように尖った犬歯状になっています。

また、歯と歯の間は大きく隙間があいていて、上と下の歯がぶつからないような構造になっています。

しかも、イルカは食べた魚は噛まずに飲み込むため、歯に食べカスなどがつきにくく虫歯になりにくいそうです。

 

それに引き換え人の歯は、食べ物を噛み切る、かみ砕く、すりつぶすといった歯それぞれの役割があります。

そのためどうしても歯と歯の間に食べ物が挟まりやすく、歯磨きをしないままでいると

虫歯になってしまうんですね。

 

イルカは楽でいいなぁと羨ましく思いながらも、人はいろいろな味や食感を楽しむことができるので、

いつでも美味しく食事を楽しむためには毎日のお口のケアはとても重要な事となります。

 

美味しい物を食べた後は、歯みがきの習慣を大切にしましょう。

 

歯科衛生士 山田